「畑をかりました。」令和2年6月

緊急事態宣言が解除されて良かったですね。まだまだ気を抜けませんが、平和で何気ない日常の生活が、なんともありがたいことだと、しみじみ感じている上杉です。

庭で細々と、家庭菜園をやっていましたが、毎年草ぼうぼうです。ジャガイモとか、ニンニクとか、ほとんどほったらかしでもいい野菜を作るのが得意です。でも、トマトやキュウリ、ナスなど、ある程度、手間をかけないとできない野菜は、うまく収穫できません。いつか、きちんと作ってみたいなと、家庭菜園を上手にされているお客さんの家も来ると、いつもそう思っていました。

ゴールデンウイークもどこにも行けないし、たまたま、家の前に出てぶらぶらしていると、何やら見たことあるような人が。挨拶してみると、聞いたことある声。「あぁ、○○さんじゃないですか?いつもお世話になっております。」患者さんのご家族でした。すぐ近くにお住まいです。

なんと、新津の里山を再生するプロジェクトをされているとのこと。「3年ほど耕作放棄されている土地があるので、畑やりませんか~?」「え~、本当ですか?はい、はい、やります、すぐにでも!」とんとん拍子に話が進んで、畑を借りることになりました。でも、はたけはどこ~?

 

 

ひゃ~ 草ぼうぼう

「200坪ね」

小さく始めて、大きく育てようと思っていたら、なんと広さは、200坪。自由に使って良いとのこと。「やったあ!」以前は、近所のおばあちゃんが、丹精込めて、野菜を作っていましたが、ご高齢となり、3年ほど前から、放置され草が生い茂っています。以前は、スイカでも、トマトでも、なん

でも上手に育てられていたそうです。「それにしても、すごい草だな~。やれるかな~?」(+_+)

実家から、借りてきた草刈り機で草をざっくり刈り取っていると、それを見ていた、近所の方が、耕運機で耕してくれました。

本当に、ご親切にありがとうございます。人力でやっていたら、夏野菜の時期が終わってしまうところでした。一気に200坪は無理なので、まずは、半分ぐらいの大きさからスタート。石灰をまき、ムサシやコメリで苗を見て回り、支柱をたて、何とか畑っぽくなってきました。それと、たくさんのハーブの種や、袋に詰め放題500円で買ったグラジオラスの球根をた~んと植え込みました。数年かけて、良い畑にしてゆきたいと思います。

畑は、家から2、3分、裏山の雑木林の中を歩いて抜けたところにぽっかりと広がっています。こんなところに、畑があるなんて、知らない人も多いかもしれません。秋葉山の中にあるので、空気は澄み、静かで、鳥のさえずりが聞こえます。ここにただいるだけで癒されるような気がしてきます。そして、この町の皆様の親切に触れ、とっても素敵な町だなあと実感しています。

以前、この辺りはお茶畑で、今でもお茶の木が手入れもされず草の中にうもれています。少し前まで、新津には、人の手で手入れされた、きれいな里山が、あちこちにあったといいます。ところが、里山もだんだんと手入れする人が少なくなり、草が生い茂り荒れ放題となってきました。

 

荒れた畑を、整えていくうちに、自分の仕事と似ているなと思いました。人の体も、畑もときどき手入れしないと荒れていくし、きちんと手入れすると多くのものを返してくれる。畑を耕しながら、新津はとっても素敵な町だから、自分の仕事をしっかりやりながら、人と人とのつながりを大切にし、里山の自然を守って、次の世代に住みよい街を引き継ぎたいなあと思いました。