平成27年5月 水のからだ

こんにちは、ほほえみ治療院 院長の上杉です。春先は眠いですね。こんな時は、流れに逆らわず、体をゆっくり休める方向で調整します。この時期、ものすごく忙しい方もおられると思いますが、自然の流れを味方につけ、少しでも休息をとるよう心がけてみてください。自律神経が整い、1年間トータルで見れば、体調を崩すことなく、元気に過ごすことができますよ。

 

「水のからだ」

 

人体の60から70パーセントは、水でできています。年齢や性別、体型などで多少その割合は変化し、年齢と共に水分は失われてゆきます。体の中にある、水分は、血液とか、リンパ液、脳脊髄液などとして、体中くまなく巡っています。体の中を巡りながら、酸素や栄養を届け、いらなくなった老廃物を運びだしてくれるのも、この水分があってこそ成り立っています。

 

さて、この体にとって大切な水分が、うまく運ばれなくなってくると、どうなるでしょうか?答えは簡単、痛みやむくみ、冷えを生じます。子供の頃、ある日私は、母から輪ゴムをもらって、指に巻き付けて遊んでいました。(アホですね)きつく巻き付けて、しばらくすると、だんだん指の色が紫色に変わってきます。そして、もうすこし放っておくと、指が冷たくなり、なにやらしびれるような痛みが・・・!このままでは、まずいと子供心にも危険を感じ、すぐに輪ゴムをほどきますと、もとに戻ります。危険なので、まねしないでくださいね。

 

何もしてないのに体が痛い、車いすに長い間座っていると足の色が変わりむくむ、装具をつけている足が冷たくなる、このような症状は、体の水分の巡りが悪くなっているために起こります。輪ゴムの原理と一緒で、体のどこかが滞っている証拠。

体は、酸素や栄養が行かなくなったり、老廃物がたまってきたりすると、痛みなどの症状として脳に信号を送ってきます。

これは、何とかして欲しいと体からのSOSのサイン。私たちセラピストは、体に触れるとそのサインがわかり、体が回復する方向に、穏やかに水の循環を促してゆきます。

 

実は水分には、もう一つ熱を運ぶという大事な働きがあります。冷えた体は、熱をほしがっていますので、ほんの少しカイロなどで暖めながらマッサージを行うと、とても効果的です。気持ちがいいだけでなく、暖かい血液が体に流れるので、細胞が活発になり体の免疫力があがるので風邪をひきにくくなります。

 

体の痛みの種類にもいろいろありますが、マッサージでは、特に水分の滞りから起こる痛みに対して、即効性があります。この大切な水分を体の中を巡らせるよう、上手に筋肉を動かしているからです。だから、マッサージ後に、体が軽くなったり、痛みが無くなったりするのですね。体を動かす機会のない方は、定期的に滞りを解消することで、良い状態を長く保つことができます。体を動かせる方は、軽めの運動を毎日続けることが、健康の秘訣ですから、ぜひ続けてみてくださいね。

 

次回は、もう一つの大事な水、脳脊髄液(のうせきずいえき)の話へ続きます。脳脊髄液ってなんだろう?あまり知られていませんが、自律神経に関係する大切な水。お楽しみに(*^_^*)